ぶれすと

「デザイナーの枠を超え、挑戦をし続けることができる」当社で活躍する2名のデザイナーに聞いた今後成し遂げたい目標について~劉×松本の場合~

こんにちは、「ぶれすと」編集部です。
今回は「枠を超え続けるデザイナー」をテーマに、当社グループで活躍するデザイナーのストーリーを対談形式でお届けします!

And Epoch株式会社 MUGEN LIVEチーム

劉 小萌

入社3年目

大学ではグラフィックデザインを専攻。大学を卒業後に来日し、WL株式会社でデザイナーとして入社。業務に従事しながら日本語を学ぶ。その後、2022年に当社の子会社である株式会社バーチャルエンターテイメントに入社し、IP事業 MUGEN LIVE立ち上げに伴いAnd Epoch株式会社へ転籍。
現在はMUGEN LIVEのデザインに関する制作やディレクションを担当。

株式会社Brave group 広報室

松本 匡平

入社2年目

大学を卒業後、ITコンサルティング企業でサービス企画やオウンドメディア執筆を経験。業務の傍らグラフィックデザインについて独学で学び、フリーランスデザイナーへ転向。その後、IT企業にインハウスデザイナーとして転職。社内で使用する様々なクリエイティブ制作に携わった経験を経て当社にジョイン。現在はBrave group 広報室にて、主にコーポレートブランディングやプロモーションに関するデザイン業務全般を担当。

当社のデザイナーについて

まず、当社グループのデザイナーポジションについてご紹介します。
Brave groupは2024年8月現在、16社のグループ会社で30以上のサービス・プロジェクトを展開しています。
そして、当社グループに所属するデザイナーについても、関わる事業や業務内容に合わせて大きく3つのパターンに分かれています。

1つ目は、当社グループで運営するIP事業に関わるデザイナーです。主に各IPグループに所属するキャラクターや、配信で使用するアセット、キャラクターグッズなど、IPに関するデザインを担当しています。

2つ目は、CR Gaming Schoolなど、IP事業以外のサービスやアプリケーションに関わるデザイナーです。主にWebデザインやスマホアプリのUI/UXデザインを担当しています。

3つ目は、当社グループのプロモーションやブランディングに関わるデザイナーです。主に各社で運営するサービス・プロジェクトのPRやプロモーションに使用する画像や動画の制作などを担当しています。当社グループでは現在342人のメンバーが在籍していますが、コーポレートにおけるデザイナーが専任で在籍している点も特徴です。

また、以前インタビューを公開したバーチャルエンターテイメントに所属しているデザイナー 石川のように、IP事業のデザインだけではなく、会社のプロモーションやブランディングにも関わっているデザイナーも所属しています。

本日は当社グループのAnd Epoch株式会社で運営するIP事業 MUGEN LIVEにおけるデザイン全般に関わる劉と、Brave group 広報室に所属し、主にコーポレートデザイン全般に関わる松本の2名にお話を聞きました!

きっかけはVTuberコンテンツへの興味

ぶれすと編集部:
本日はお時間をいただきありがとうございます。
早速ですが、お二人の自己紹介と当社グループに入社したきっかけを教えてください。

劉:
大学では主にグラフィックデザインに関する知識を学びました。
デザインを学ぶ中でLive2Dや3Dを用いて、画面上で滑らかに動くVTuberに興味を持ち、VTuber業界に携わるために来日をしようと決めました。
来日後、日本語を学びながら前職のWL株式会社へデザイナーとして入社をしました。半年後、所属していた事業部がBrave groupのグループ会社である株式会社バーチャルエンターテイメントへ事業譲渡となったことが、当社グループへ入社したきっかけです。そして更に1年後、Brave group内で新たに中国向けのVTuber事業を立ち上げることとなり、And Epoch株式会社へ転籍しました。

ぶれすと編集部:
そのような背景で当社グループに転籍されたのですね!
VTuber業界に関わるために来日をされたとのことですが、いつ頃から日本で働くことを考えられていたのでしょうか?

劉:
日本で働きたいと考え始めたのは、VTuber業界を知った頃からですね。
ただ、幼少期から漠然と日本のコンテンツに興味を持っていました。当時から日本のアニメが大好きで、特に熱血バトルもののアニメを夢中で観ていましたね。
アニメが好きなことから自然とイラストを描くことも好きになり、大学ではグラフィックデザインを専攻していました。その頃に、初めてバーチャル四天王の皆さんを知ったのですが、アニメや漫画とは異なる不思議な魅力を放つVTuberに心を惹かれたんです。VTuberという新しいエンタメが生まれる日本で働いてみたい想いが日に日に強くなり、来日を決心しました!

ぶれすと編集部:
そのような背景があり来日を決意されたのですね!
松本さんはいかがでしょうか?

松本:
大学在学中、スマホアプリ開発の経験やメタバースやXRについて卒業論文を書いたことがきっかけでIT業界に興味を持ち、企業のデジタルシフトを支援するITコンサルティング企業に入社しました。
入社当初はクライアントのDX支援業務や、アプリ開発、自社サービス企画等の業務に携わっていましたが、入社からしばらく経った頃、へルスケアやスポーツ×ITの領域でオウンドメディアを運営する部署が新設されることになったんです。
新しい部署の方にお声がけいただいたことがきっかけで異動となり、そこではオウンドメディアに掲載する記事の執筆と、主にサムネイルなどのデザイン制作業務を行っていました。

ぶれすと編集部:
ここで業務として、初めてデザイン制作に触れられたんですね!

松本:
はい。
ただ、デザインをすること自体全く初めての経験ということではなかったんです。実は、大学生時代に友人とスマホアプリの開発をした際、UIやアプリ内で使用する画像を制作した経験があったため、デザインをするうえでどのようなツールがあり、どのように制作するかという一連の流れは理解していました。
そして業務を進めていく中で、記事の執筆以上にサムネイル制作や記事に差し込む画像制作など、「書く」より「描く」業務の方が楽しいと感じたことがきっかけで、独学でグラフィックデザインやUIデザインについて学び始めました。
独学で学んだことを業務でしっかりとアウトプットできるようになってきた頃、社外の案件も請け負ってみたいと考え、フリーランスに転向しました。サイトデザインや、ソーシャルゲームのバナー広告制作など幅広く経験しました。
ただ、フリーランスの場合なかなかデザインの根幹に関われなかったり、事務や営業など、デザイン以外の業務に追われることに疲れてしまって(笑)。Webマーケティング事業を展開しているIT企業にインハウスデザイナーとして入社し、主に社内で使用する名刺やパンフレット制作、自社サイトのデザイン業務を担当していました。そして、当社よりスカウトをいただいたことがきっかけで選考を受け、入社を決めました。

ぶれすと編集部:
そうだったのですね!
当社からスカウトが届いた時はどのように感じられましたか?

松本:
スカウトを頂いた当初は、転職について全く考えていませんでした。
いい求人やスカウトが届いたら嬉しいなと考えていたのですが、大学在学中から興味のあったメタバースやVTuber事業を運営している当社からスカウトをいただけるとは思っていませんでした。
実は大学在学中からメタバースやXR業界への就職を視野に入れていたほどでした。
ただ、当時はIT領域に対する興味関心が高かったことや、メタバース・XR業界の黎明期だったこともあり、まずはIT業界で、自身のアプリ開発経験やデザイン制作経験を活かしてみたいと思ったんです。
メタバースやXRに興味を持つ中で、VTuberに対しても関心を持っていました。劉さんと同じく私自身もバーチャル四天王が活躍されていた頃から動画やコンテンツを楽しませていただいていたのですが、初めて3Dで動くVTuberを見た時の驚きや感動は今でも鮮明に憶えていますね!
自分自身の好きなことや今までの経験から、漠然とメタバースやVTuber業界で、デザイナーとして働いてみたいと思い続けていた中いただいたスカウトだったので「これは大チャンスだ!」と感じましたね(笑)。

ぶれすと編集部:
お二人とも自己紹介をいただきありがとうございます。お二人とも元々からVTuberに関心をお持ちだったんですね!
ちなみに当社グループに入社された前後で社内の雰囲気は変わりましたか?

劉:
変わりました!
当社グループに入社する以前は、自宅でずっとリモート業務をしており、同じプロジェクトのメンバーと関わる機会が多くありませんでした。しかし、バーチャルエンターテイメントへ入社した後は出社での勤務に切り替わったこともあり、プロジェクトメンバーと毎日対面で会って議論をする等、コミュニケーションの頻度が各段に増えましたね。
コミュニケーションの頻度が増えたことで、仕事の効率も上がりました。今まではテキストベースでのコミュニケーションでしたので、細かなデティールをお伝えするためだけに何度もご連絡をしたり、また相手からの返答を待つ時間がもどかしかったんです。
現在はMUGEN LIVEに関わるメンバーが全員出社していることもあり、相談したいことや提案したいことがあればすぐにコミュニケーションできますし、静かな業務スペースもあるため、集中してデザインの企画やディレクションができるため、効率良く業務ができていると実感しています!

ぶれすと編集部:
確かにMUGEN LIVEチームの皆さんはよくコミュニケーションを取りながら業務を進められていますよね。皆さんが和気あいあいとされていて、とても微笑ましく思っています!
劉さんはコミュニケーションをしながら業務ができる環境を魅力に思われているとのことですが、松本さんはいかがですか?

松本:
私もコミュニケーションをしながら業務を進めていける環境に魅力を感じています!
例えば急ぎのプロジェクトにおいてデザイン要件やアセットをすり合わせる業務など、素早い意思決定が必要であるシーンでは、オンタイムでのコミュニケーションがとても重要だと感じています。劉さんが仰る通り、早くリリースしたいプロジェクトなのに待たなければいけないもどかしさや、長い時間をかけて、テキストでやり取りを重ねるのはあまり効率的ではないと感じています。
質の高いデザインをタイムリーにリリースできるようにするためにも、対面ですぐにコミュニケーションができる環境はとても嬉しいです。

劉:
確かに仰るとおりですね!
より質の高いコンテンツを素早くファンの皆さんに届けるためにも、すぐにチームとコミュニケーションが取れ、意思決定できる環境はクリエイターとしてとても嬉しい環境です。

デザイナーの枠を超え、その先に挑戦できる環境がある

ぶれすと編集部:
確かに、すぐにコミュニケーションが取れ、意思決定できる環境は、業務をスムーズに進めるうえでとても大切ですよね!
ところでお二人がご入社されてからそれぞれ日が経ちますが、ご自身のスキルや業務の幅に変化はありましたか?

劉:
大きな変化がありましたね。
入社当時はビジネスメールの書き方にも苦戦をしてましたが、現在は外部のデザイナーに対するディレクション業務を任せていただいています。どのようにディレクションをすれば相手に伝わるか、どのように契約を締結すればクリエイターの皆さんに安心いただけるか等、デザイナーとしての業務以外にも学ぶことが多いと感じています。
大きな企業ではデザインをする人、ディレクションをする人、契約を進める人と分業が進んでいるからこそ、当社グループのデザイナーとして経験できる業務の一つひとつを大切に、しっかりと自身のスキルとして吸収していきたいですね。
また、MUGEN LIVEに所属するタレントが配信で使用するサムネイルやアセットのデザインを自身でし続けることはもちろん、外部のデザイナーに制作いただくクリエイティブのディレクション業務の経験を経て、自身のVTuberに対する知識をアップデートし続ける大切さを学んだことも大きな変化の一つです。
日々のアップデートで学んだことを活かし、コンテンツに反映し、そのコンテンツをリリースした際にファンの皆さんから嬉しい感想をいただけるととても嬉しいですし、次も頑張らねばと思います!

松本:
私も変化がありました。
入社当初と比べると、できることの幅が格段に広がりました。
エンタメ業界におけるデザイナー経験が無かったこともあり、入社当時は業務についていけるのか不安でした。
しかし、現在は社外にニュースをリリースする際に使用する画像や、社内で使用する名刺などのデザインのみならず、映像の制作にも携わっています。最近ですと採用サイトで使用しているTOP動画の制作や、当社スタッフへのインタビュー動画の制作に関わりました。これまでゼロから映像制作に携わった経験が無かったのでバーチャルエンターテイメントの石川さんに相談したり、自身で学びながら制作しましたが、無事リリースすることができました。リリースした際は安堵以上に、大きな達成感を感じることができましたね。

ぶれすと編集部:
お二方とも当社グループに入社し、数多くの業務を経てできることの幅を広げられたんですね。
では、お二人が今後Brave groupで挑戦したいことを教えてください!

劉:
私は、今まで以上にMUGEN LIVEのファンの皆さんに喜んでいただくために、よりよいコンテンツ制作を生み出すことができるよう挑戦をし続けていきたいと考えています。
そのためにもデザインスキルを向上し続けることはもちろん、ディレクションや進行管理のスキル、コミュニケーションスキルを向上し続けたいです。
例えば先日BiliBili内で開催した「VUP「超」協力赛!」のように、一つのコンテンツ制作をする上では、細やかな進行管理や、タレントや外部スタッフなど、プロジェクトに関わる全てのメンバーとの目線合わせがとても重要です。
そして、MUGEN LIVEに関わる全ての人と目線を合わせることで、全員の意思や想いを込めたより良いコンテンツを生み出すことができますし、ファンの方も満足していただけると信じています!
そういう点では目線を合わせる際、タレントとのコミュニケーションは日本語と中国語が混ざっていますし、当社グループ内のクリエイターや関係者とのコミュニケーションは日本語を使うなど2つの言語を多用するので、日本語でのコミュニケーションについてもより向上させたいですね。

松本:
私は、現在コーポレートブランディングやプロモーションに関するデザイン全般に携わっているのですが、ここから更にできることの幅を広げてデザインのディレクションや企画に挑戦したいと考えてます。
ディレクションは実際に経験をしてみないと身につかない部分だと思いますので、未経験の領域であっても挑戦のチャンスを逃さないよう、アドベンチャー制度を利用するなどして積極的に手を挙げていきたいです。まずは目先の目標として、当社のコーポレートロゴデザイナーに抜擢された石川さんのように、ロゴデザインの制作や映像制作など、クリエイティブに関する新しい取り組みをする際に、一番に私を指名していただけるように挑戦と経験を積み重ね、デザイナーとして腕を磨き続けていきたいです。

挑戦を繰り返すことで、新しいチャンスが訪れる

ぶれすと編集部:
ありがとうございます!
では、最後に現在選考にお進みいただいている方や、当社グループのデザイナーポジションに興味をお持ちの方々へメッセージをお願いします!

劉:
他の職種でも共通することだと思いますが、デザイナーとしてスキルも知識もアップデートし続けていくことがとても大切です。
デザイナーとして業務を進めていくうえで、日々VTuber市場で流行しているコンテンツやキャラクターをインプットし続け、それらをIPのコンセプトに合わせて、デザインやコンテンツとしてアウトプットし続けることが重要だと考えています。
自身だけが良いと思ったデザインが、ファンの方々の心を打ちぬくとは限りませんからね。
また、アウトプットしたものは例え失敗したとしても必ず次に活かせると思っています。この記事を読んでいる方で、VTuber業界でデザイナーを目指されている方は、日々のインプットを忘れずに、そして最高のアウトプットをすることで、自身のスキルと知識をアップデートし続けて欲しいです!

松本:
私自身はメタバースやVTuberコンテンツにデザイナーとして携わりたいという強い想いを持って、当社の選考を受けました。そして現在はデザイン制作だけではなく映像制作にも挑戦しており、入社1年でできる業務の幅を広げ続けてきました。
私が当社で過ごしてきた中で考える、当社でデザイナーとしての業務に従事をするうえで大切だと思っていることは、挑戦し続けることだと思っています。自身の経験が不足していても勉強をすること、そして未経験の業務であっても挑戦したいと感じた業務に率先して手を挙げ続けることで、新しいデザインに関する業務はもちろん、映像制作やロゴの制作などに挑戦するチャンスが訪れると思います!
挑戦を繰り返すことで業務の幅が広がりますし、様々な業務に対応できるスキルの引き出しや、重要なプロジェクトをやり抜くための遂行力も身に付きます。そして、結果として挑戦できる業務やプロジェクトの幅が広がります。
ですので、デザイナーとしてVTuberやエンタメに関わりたい方、様々な業務に挑戦したい方、そしてデザイナーとしてできることの幅を圧倒的に広げたいと感じた方は、是非当社の選考にチャレンジして頂きたいです!
面接ではVTuberやエンタメに対する熱意と一緒に、デザイナーとしてできること、そして挑戦したいことを伝えてみてください。きっとあなたのスキルや熱意を活かせる環境が、当社グループにはあると思います。

ぶれすと編集部:
ありがとうございました!
この記事を通して当社のデザイナーが日々挑戦をし続けながら、どのような目標を持って業務に従事しているのか、デザイナーを志す方々に届けられたなら幸いです。

劉・松本:
ありがとうございました。

 

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